静岡市で遺品整理で出てきた本はどうする?古本屋が教える「捨てる前」の進め方
こんにちは。古本買取歴34年以上、静岡の古本屋ブックボックスweb 店主の松本です。
「遺品整理で本棚いっぱいの本が出てきた」「父が集めていた本やレコード、どうしたらいいのか分からない」——当店へのご相談の中でも、年々増えているのがこの遺品整理のお話です。
ご家族を見送ったあとの遺品整理は、時間にも心にも余裕のない作業でございます。私もこの34年、静岡市を中心にたくさんのお宅の蔵書整理に立ち会ってまいりました。本棚の前で「これ、どうしたらいいんでしょうねえ」と途方に暮れるご遺族のお姿を、何度も拝見しております。
この記事では、その経験から「後悔しない進め方」をお伝えします。先に結論だけ申し上げますと、捨てるのは一番最後。まず一度だけ、古本屋に見せてください。それだけで結果が大きく変わります。
目次
遺品の本を「まとめて処分」する前に知ってほしいこと
遺品整理業者さんに依頼しますと、本は多くの場合「処分品」としてまとめて回収されます。作業は早いです。早いのですが、処分費を払って、価値のある本まで一緒に捨ててしまっているケースを、私は何度も見てきました。
以前、処分の当日に「せっかくだから一応見てもらおうか」とお呼びいただいたお宅で、廃棄予定の段ボールの中から昭和30年代の雑誌がごっそり出てきたことがございました。ご遺族は「こんな古いもの」と驚いておられましたが、古いからこそ探している方がいるんです。あと半日遅ければ、全部溶けて紙に戻っていたわけで、今思い出してもひやっとします。

こんなものに、値段が付きます
特に次のようなものは、1冊・1点で数千円から数万円の価値がつくことがあります。
- 趣味で集められた専門書・美術書・画集・写真集
- 絶版になった全集・郷土資料・戦前戦後の資料
- 昭和のコミック・少年誌・アイドル誌・映画パンフレット
- レコード・CDボックス・カセットテープ
- 古いおもちゃ・ゲーム・フィギュア・カメラなどのコレクション
ポイントは、「新しいか古いか」ではなく「探している人がいるかどうか」だということです。ご家族から見れば「ただの古い本の山」でも、私ども古本屋から見れば、故人がどれだけ丁寧に集めてこられたか、背表紙を眺めるだけで伝わってくる蔵書がございます。集めた理由のあるものには、次の持ち主がいるものなんです。

遺品整理の本の整理、おすすめの順番
1. 形見分けの本を先に抜く
ご家族の思い出の本、故人の書き込みがある本、お写真が挟まっていそうな本などは、査定に出す前に抜いておいてください。あとから「あれも売ってしまった」と後悔なさるのが、一番つらいものです。急かすことは決していたしませんので、ここはゆっくり時間をかけていただいて大丈夫です。
2. 分別せず、そのまま古本屋に相談する
「価値のありそうな本だけ選んでおこう」と頑張っていただく必要はございません。むしろ本棚のまま、まとめて見せていただいたほうが正確に査定できます。全集の揃い、シリーズのまとまりが分かりますし、思わぬものに値段が付くことも多いですから。価値の判断はこちらにお任せいただいて、ご家族は形見分けだけに集中してください。
当店の出張買取でしたら、本棚からの運び出しまですべてスタッフが行います。荷造りも不要です。重い本の上げ下ろしで腰を痛めるのは、私ども専門の人間の仕事で十分です。
3. 買取にならなかった本だけ処分する
査定の結果、どうしても値段のつかない本は、自治体の資源回収や遺品整理業者さんにお任せいただければ大丈夫です。この順番ですと、処分費は最小限で済み、価値のあるものは現金に変わります。逆の順番ですと、処分費を払って価値あるものまで失うことになります。「売る→残りを捨てる」の順番、これだけ覚えて帰っていただければ、この記事の役目は果たせたようなものです。
遺品整理業者さんと古本屋、どちらが先?
よく聞かれるのですが、答えは「古本屋が先」です。遺品整理業者さんはお部屋全体の片付けのプロ、私どもは本とコレクションの価値のプロで、役割が違います。先に買取を済ませてから業者さんに入っていただくと、運び出す量が減って整理費用が安くなることも多いです。実際、遺品整理業者さんのほうから「本は先に古本屋さんに見せたほうがいいですよ」とご案内いただいてお伺いするケースもございます。
よくいただくご質問
Q. 量が少なくても来てもらえますか?
まずはご相談ください。量やお品物によっては、お持ち込みや宅配買取(送料無料)のほうが早い場合もございますので、状況に合わせて一番良い方法をご案内します。
Q. 長年しまってあって、日焼けやカビが心配です
古いお宅の蔵書は、多かれ少なかれ傷んでいるものです。状態は査定で考慮いたしますが、希少なものは状態が悪くても値段が付くことがございます。ご自身で判断して捨てず、そのままお見せください。
Q. 遠方に住んでいて、実家に立ち会えません
県外にお住まいのご遺族から、静岡のご実家の整理をご依頼いただくケースは少なくありません。お電話やLINEでやり取りしながら進める方法や、宅配買取など、立ち会いが難しい場合のご相談にも応じております。
静岡での遺品の蔵書整理、当店ができること
ブックボックスwebでは、静岡市内は最短当日、静岡県全域に無料で出張買取にお伺いしております。査定料・出張料・キャンセル料はすべて0円です。
遺品整理のお宅では、ご遺族のお気持ちに配慮しながら、1冊ずつ丁寧に拝見することを心がけております。本だけでなく、レコード・CD・古いおもちゃ・骨董品などのコレクションもまとめてご相談ください。故人のコレクションのお話を伺いながらの査定は、私どもにとっても大切な時間です。
詳しい流れは出張買取のご案内を、よくいただくご質問はFAQをご覧ください。日程やおおまかな量が分かりましたら、お問い合わせフォームまたはお電話・LINEからお気軽にご相談ください。本棚の写真を送っていただくだけでも結構です。
まとめ:急がず、捨てる前に一度だけ相談を
遺品整理は「早く片付けなければ」と焦りがちですが、本やコレクションに関しては、急いで捨てて得することはひとつもありません。形見分けを済ませたら、あとはそのままの状態で、一度だけご相談ください。
故人が大切に集めてこられたものを、次に必要とする方へつなぐこと。34年この仕事をしてきた私にとって、これほどやりがいのあるお手伝いはございません。ご連絡、お待ちしております。